新たにスタッフ情報を公開しました。各スタッフ陣からのコメントも到着!
放送をどうぞお楽しみに。
監督:大城美幸
この作品が好きなのでアニメ化したいと声を上げてからかなりの時間が経ってしまいましたが、ようやく叶えることができそうです。
原作の読後感を大切にしつつ、アニメならではの『違国日記』を表現してみました。素敵な声と音楽と共に楽しんでもらえたら嬉しいです。
構成・脚本:喜安浩平
最終話の脚本をお渡ししてから2年と半年です。その間、現場が稼働し続けていたことを思うと、今作に限らず世のアニメーションをソファに寝転がってながら見するなど憚られます。さらに放送までまだ少し時間があり、きっと今も現場は動いているはずです。その粉骨砕身の日々に敬意を表し、その全貌を目の当たりにする瞬間を正座待機で迎えたいと存じます。
しかしそうなると、私が原作に触れたのは3年以上も前ということで。あの頃と今では、世相も創作を取り巻く諸々も、いくらか様変わりしたような気がしないでもないかもしれませんがどうでしょうか。
ただ、槙生と朝の、あの二人を取り巻く生活だけは、いつだって変わらずそこに在るのだと信じられます。こんこんと湧く泉のように。誰かと語り合うべき普遍的で大切な物語は、いつだって、たとえ紀元前だって、誰かの孤独で個人的な心の反応と共に生まれてくるのだ。そんな創作の大原則をヤマシタさんと『違国日記』が教えてくれているように思うのです。
登場人物たちの営みに触れるたび、私は同じ痛みや喜びを味わえる自信があります。ぜひ一緒にご覧ください。
キャラクターデザイン:羽山賢二
スタッフ一同精一杯頑張ります。よろしくお願いいたします。
音楽:牛尾憲輔
連載時から数年。今、もう一度作品にふれたところ、まったく違う視点をもってまったく違う箇所で心震えたことにびっくりしました。
年を経て、私は朝でしたでしょうか。槙生でしたでしょうか。それとも葬式の親族?自問のまま、音楽を作りました。せめて、すべてのひとに寄り添えますように。
…ただ、いくつになっても、乾いた寿司は殺す。