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Movie
人見知りの小説家・高代槙生は、
姉夫婦の葬式で両親を亡くした姪の田汲朝を、
勢いで引き取ることになる。
思いがけずはじまった同居生活によって、
それまで静かだった槙生の日常は一変。
他人と暮らすことに不慣れな性格のため、
15歳の朝との生活に不安を感じていた。
一方、両親を亡くし居場所を見失った朝は、
はじめて感じる孤独の中で、
母とはまるで違う
“大人らしくない”槙生の生き方に触れていく。
人づきあいが苦手で孤独を好む槙生と、
人懐っこく素直な性格の朝。
性格も価値観もまるで違う二人は、
戸惑いながらも、
ぎこちない共同生活を始めていく。
共に、孤独を生きていく二人の、
手探りで始まる年の差同居譚。


原作
ヤマシタトモコ
私がこの世で一番驚いていますが
なんとアニメになります。
監督
大城美幸
この作品が好きなのでアニメ化したいと声を上げてからかなりの時間が経ってしまいましたが、ようやく叶えることができそうです。
原作の読後感を大切にしつつ、アニメならではの『違国日記』を表現してみました。素敵な声と音楽と共に楽しんでもらえたら嬉しいです。
構成・脚本
喜安浩平
最終話の脚本をお渡ししてから2年と半年です。その間、現場が稼働し続けていたことを思うと、今作に限らず世のアニメーションをソファに寝転がってながら見するなど憚られます。さらに放送までまだ少し時間があり、きっと今も現場は動いているはずです。その粉骨砕身の日々に敬意を表し、その全貌を目の当たりにする瞬間を正座待機で迎えたいと存じます。
しかしそうなると、私が原作に触れたのは3年以上も前ということで。あの頃と今では、世相も創作を取り巻く諸々も、いくらか様変わりしたような気がしないでもないかもしれませんがどうでしょうか。
ただ、槙生と朝の、あの二人を取り巻く生活だけは、いつだって変わらずそこに在るのだと信じられます。こんこんと湧く泉のように。誰かと語り合うべき普遍的で大切な物語は、いつだって、たとえ紀元前だって、誰かの孤独で個人的な心の反応と共に生まれてくるのだ。そんな創作の大原則をヤマシタさんと『違国日記』が教えてくれているように思うのです。
登場人物たちの営みに触れるたび、私は同じ痛みや喜びを味わえる自信があります。ぜひ一緒にご覧ください。
キャラクターデザイン
羽山賢二
スタッフ一同精一杯頑張ります。
よろしくお願いいたします。
音楽
牛尾憲輔
連載時から数年。
今、もう一度作品にふれたところ、まったく違う視点をもって
まったく違う箇所で心震えたことにびっくりしました。
年を経て、私は朝でしたでしょうか。槙生でしたでしょうか。それとも葬式の親族?
自問のまま、音楽を作りました。
せめて、すべてのひとに寄り添えますように。
…ただ、いくつになっても、乾いた寿司は殺す。
高代槙生 役
沢城みゆき
高代槙生の声を担当させていただくことになりました、沢城みゆきです。
なんとか原作から香りたつままの槙生を、限りなく肉声でも継承できないかと集中しましたが…、かつて中学生の女の子と暮らしたことがあったなぁ、と言うような、まるで自らの人生の中に起きたことのように、”朝”を、『違国日記』の収録を思い返します。私は、他者である槙生の言葉をちゃんと口にできていたでしょうか。彼女の砂漠に起立できていたでしょうか。
絵と音楽と手を携えて皆様にお会いできる日を、期待と不安いっぱいで静かに待っているところです。
田汲朝 役
森風子
私事ですが、『違国日記』はアニメのオーディションで初めてお役をいただいた作品です。
原作を読んで私が一番に思ったことは、「槙生ちゃんに会いたい!」でした。
朝としてこの作品に関わることで、その願いを間接的に叶えることができて、とても嬉しく思います。
拙い私を支えてくださった皆さんに、心から感謝しています。
『違国日記』は、人が人に心を掛ける、その難しさと尊さに気付かせてくれる作品です。
私が心打たれたものが、少しでも皆様に伝わればと思いながら演じさせていただきました。
この作品が、心に砂漠を持つ人のオアシスとなれますように祈っています。
アニメ『違国日記』、お楽しみいただければ幸いです。
笠町信吾 役
諏訪部順一
登場人物たちの心の機微が繊細に描かれるヤマシタトモコ先生の作品は、思わずハッとさせられるようなセリフもたくさんあります。
様式美的にデフォルメされていない、日常を普通に生きている人間が抱える心情。
そういったものを演じる機会は正直多くないので、大変やり甲斐を感じます。
良質のドラマ。
ぜひご覧いただきたい作品です。
よろしくお願いします。
楢えみり 役
諸星すみれ
作品の持つ穏やかな雰囲気や、心地良い鋭さがとても好きです。
紡がれる言葉のひとつひとつが、生々しくも美しく、じわりと染み込んできます。
キャストの皆さまのお芝居もとっても素敵で、毎回、感動の連続です。
収録後はいつも、癒しの風景をみたような、美味しいごはんを味わって食べたような、なんとも満たされた気持ちになります。
えみり役として、この世界に存在し、生きられるように、精一杯心を込めました。皆さまに楽しんでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。
醍醐奈々 役
松井恵理子
醍醐奈々役を演じさせていただいて、特に槙生さんとの会話に心地良さのようなものを感じました。
とても自然体で、二人のような心の距離感の関係性は素敵だなと。
この作品はいろいろな人物の「言葉」が印象に残る物語だと思います。
皆さんは誰の、どんな言葉に共感したり、何を思うのでしょうか。
その中で奈々さんの言葉も印象に残れば嬉しいなと思いつつ…アニメ『違国日記』ぜひご覧下さい!
塔野和成 役
近藤隆
塔野和成役で出演させていただきます、近藤隆です。よろしくお願いいたします。
生真面目な男、いや生真面目すぎる男を表現するのはげに難しいものかと日頃の不真面目な己を省みながら模索して収録にあたっておりました。
自分なりに一生懸命、試行錯誤した塔野像をご査収いただけますと幸いです。共演者の方々にはそれなりに面白がっていただけた事もあったので太鼓判まではいかずともお恥ずかしいものではないだろうと判断しております。
私が推すまでもなく、『違国日記』は心に残る大変良い作品です。原作も映画版も、そしてアニメ版にもそれぞれの良さがございますが、今冬はアニメ版をよろしくお願い申し上げます。